私は営業の取りまとめをしています。興和金属では、すでに多くのお客様と信頼関係ができていますので、飛び込み営業というものが基本的にありません。担当となったお客様のところに伺って、話を聞いてくるのが日々の営業活動となります。その自然の流れの中で仕事を発注されることが多いです。話すことが上手である必要はありませんが、人とコミュニケーションを取ることが好きな人に向いていますね。
仕事を発注されれば、そのプロジェクトに関しては営業がプロジェクトリーダーのような役目を担います。お客様から渡された図面を設計に引き継いで内容をチェックしてもらい、スケジュールを確認して製造や施工のスタッフに仕事を振り分けます。そこからは進行に遅れがないかチェックしたり、取り付け状態を確認したりしてプロジェクト全体を管理し、施工終了後、お客様に確認してもらうまでが大まかな仕事となります。
営業だけの特権として、同じ仕事で2回の喜びを感じることができます。1回目は、お客様から新しい仕事を任された時。2回目は、建物が完成した時で、「仕事をやり遂げた」という実感があります。興和金属にいれば、次々と大きな仕事に関わることになるので充実感がありますね。そして、子どもに「どんな仕事しているの」と聞かれて「あの建物を作ったんだよ」と言えるのは誇らしいものです。
私は営業の仕事は、余暇の遊びとつながっていると考えています。自分の好きなことをしっかり持っている人は、その趣味のことを人に話すことができるし、同じ趣味を持つ人とすぐに仲良くなれます。例えば私は、時々サーキットに走りに行くほどスポーツカーが好きなのですが、お客様とも車の話題でよく盛り上がっています。自分の趣味が武器になることも、営業のおもしろさです。

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